COLUMN
人中短縮の徹底比較:切開法と埋没法
人中短縮

顔全体のバランスを引き締め、若々しい印象や上品な口元を演出できる「人中短縮」の施術は、当院でも非常に人気の高い治療の一つです。
ひと口に人中短縮といっても、外科的に皮膚を切除するアプローチから、切らずに糸で引き上げるアプローチまで複数の手法が存在します。さらに、糸を使用する「人中短縮埋没法」においては、「溶ける糸」と「溶けない糸」のどちらを選ぶかによって持続期間や特徴が異なります。
患者様一人ひとりのライフスタイルやご希望の仕上がりに合わせ、最適な人中短縮の術式を選べるよう、それぞれの向いている人、メリット・デメリットを詳しく解説します。
1. 人中短縮切開法
鼻の下の境界(鼻底部)に沿って皮膚を切除し、上口唇を上方へ引き上げて縫合する、物理的かつ根本的な人中短縮手術です。
- 向いている人
- 人中の距離が長く、しっかりとした人中短縮の物理的変化を求めている方
- 半永久的な人中短縮の効果をご希望の方
- 上口唇の厚みや立体感、横顔のバランスも同時に整えたい方
- メリット
- 人中短縮の効果が非常に高く、一度の手術で確実な変化を実感できる
- 効果が半永久的に持続するため、後戻りの心配が極めて少ない
- デザインの自由度が高く、上唇の形状やCカールを美しく整えやすい
- デメリット
- 鼻の輪郭に沿った切開を伴うため、術後初期やダウンタイム中は切開痕が赤みとして目立ちやすい(時間の経過とともに薄くなります)
- 他の人中短縮の施術方法と比較して、腫れや内出血などのダウンタイムがやや長めである
- 一度切除した皮膚や組織を元の状態に戻すことができない

2. 人中短縮埋没法(溶ける糸)
皮膚を切開せず、医療用の吸収糸(溶ける糸)を皮下組織に通して上方へ引き上げ、短縮した状態を一時的に形成・記憶させる人中短縮術です。
- 向いている人
- 「まずは切らずに人中短縮の効果や変化をシミュレーション感覚で試してみたい」という方
- ダウンタイムを長くとることが難しく、手軽に人中短縮を受けたい方
- 将来的に他の人中短縮術(切開法など)を検討する予定がある方
- メリット
- メスを一切使用しないため、人中短縮術のなかでもダウンタイムが非常に短い
- 表面に切開痕や傷跡が残らないため、周囲に施術を知られにくい
- 施術のハードルが低く、比較的気軽に受けられる人中短縮である
- デメリット
- 体内で糸が徐々に吸収・分解されるにつれて、人中短縮の効果が緩やかに薄れ、元の状態に戻りやすい
- 切開法のような劇的な皮膚の切除や、大幅な短縮変化は期待できない
- 組織を引き上げる強さや維持力に限界がある
3. 人中短縮埋没法(溶けない糸)
体内で分解されない非吸収糸(溶けない糸)を使用し、皮下組織や口輪筋などの深層をしっかりと固定することで、長期的な引き上げ効果を狙う人中短縮術です。
- 向いている人
- 切開を伴う手術や傷跡には抵抗があるが、人中短縮の効果はできるだけ長く維持させたい方
- 溶ける糸の人中短縮では物足りなさを感じるが、切開法までは踏み切れない方
- メリット
- 皮膚を切開することなく、溶ける糸を用いた人中短縮よりも長期にわたって効果をキープできる
- 人中短縮切開法のような目立つ切開痕を残さずに済む
- デメリット
- 体内に溶けない糸が半永久的に残るため、将来的なリスクや長期経過における組織への影響を考慮する必要がある
- 強い表情の動きや負荷がかかった際に、糸や固定部に負担がかかる可能性がある
- 切開法と比較すると、物理的な短縮量や限界値に差がある

まとめ:ご自身に最適な人中短縮を選ぶために
人中短縮と一言でいっても、ダウンタイムの許容度、傷跡への懸念、効果の持続期間、そして理想とする変化の大きさに応じて、適したアプローチは大きく異なります。
「ダウンタイムを最小限に抑えて変化を出したい」「傷跡を絶対に作りたくない」「一度で確実に、半永久的な変化を手に入れたい」など、患者様のライフスタイルやご希望に合わせて最適な人中短縮のご提案をいたします。
当院では、カウンセリングにて解剖学的なバランスを丁寧に見極め、一人ひとりに最も適した人中短縮のプランをご案内しております。どうぞお気軽にご相談ください。
